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社員ミーティングの謎

昨日はダッシュで会社を出て、「機動戦士ガンダムⅠ」を見に新宿ピカデリーへ。最近 本当にアニメづいている。とにかく基礎がないので、きちんと見なきゃと思っているのだ。

30歳を超えてようやくガンダムの世界が理解できた。上司が言っていたのはこのことだったのか。

というのも。うちの会社、若干エンタメに関わっているということもあって、時折ミーティングやプレゼンでガンダム用語が混じるのだ。ただ、私はそれがさっぱりわかっていなかったという訳。

「お前はザクレベルだからなぁ」「いや、僕できますよ!○○さんだって一人で行ってるじゃないですか」「○○くんはシャアザクなの」

・・・わからん。わからんかった。当時は。でも今ならわかるよ!ザクが量産型モビルスーツで、シャアザクはシャア専用ザクということだったのか。つまり、ザクであるお前はしょぼいが、司令官シャアが乗っているシャアザクに例えられる○○くんは仕事ができるということで。

そんな会話がなされていたのはかれこれ5年前くらいの話なのだが、ある社員ミーティングで「じゃぁお前(私のこと)の役割はガンダムで例えると何だ?」という話になった。(つくづくくだらん)

ガンダムは女の子があんまり出てこないんだよなーという話の後にようやく出てきたのは「セーラさん」。セーラさんて誰ですか?と思っていたけど、ようやく理解。セーラさんはガンダムが発進する母船に乗っていて、ガンダムにあーだこーだ指示を出す女の子でした。といっても指示そのものは違う人がしているので、まぁそれをそのまま伝えるだけの人というか。でも、主人公のアムロ・レイを叱咤激励したり、アムロが他の女性に憧れるとぶんむくれるだけのフラウ・ボウという女の子に例えられるのでなくて良かった。多少は仕事をしていると思ってもらえていたのだろうか。

ちなみに、見た目的だけの話でいえば、金髪美人のセーラさんではもちろんなく、私はヤシマ・ミライという女の子に似ているのでは・・・と思った。この子の名前が出てこなかったのは、ひとえに役柄として地味で、名前が出てこなかったからだろうなぁ(笑)

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週末映画レビューその2

一週間は早いなぁ。ボーっとしている間に平日は過ぎてしまったので、またしても週末映画レビューです。

今回見たのは「エヴァンゲリオン新劇場版・破」「それでも恋するバルセロナ」「ハゲタカ」。最近、ジャンルが違う作品を見て感想が混乱することが多いので反省していたのですが、またやってしまった・・・まぁでも、エヴァとそれでも恋する~は初日に見たかったので仕方ない。。

この3本、私が行った回は全部満席でした。(ハゲタカまで!)満席なら次の回とかを見ればいいんだけど、そうするともう1本多く映画を見れなくなっちゃう!友達と一緒にいる場合も、食事の予定が狂う!ということで、最近は苦手になってきてしまいました。満席だから次の回までお茶でもしてようか~、というのは若い頃の特権だわ。

さて。映画は3本とも面白かった・・・けど、社会現象的にはエヴァが一番面白かったかな。来場者の基本パターンが「男子3人組」といった趣のところが。男子3人以上という組み合わせって普通は映画館でほとんど見ないじゃないですか。そこにまず「わーっ」と驚いて。内容も、テレビ版の焼き直しだった序と比べると、新キャラも出てきて、物語やキャラクターの性格も若干変わってきていて新鮮でした。

挿入歌も、アスカとシンジ、つまり友達同士が戦わなきゃいけないシーンに「いつまでも絶えることなく~友達でいよう~」という、『今日の日はさようなら』でしたっけ。あれを被せるあたり、「感動するシーンには感動するシーンを、悲愴なシーンには悲愴な音楽を・・・・とはしないぜ!」という作り手の感覚が見てとれて面白かったです。この感覚は予告まで続いていて。新劇場版・序、破、ときてみんな次は「急」だと思っていた訳なのですが、なんと、「新劇場版・Q」!1Q84に続いて、ここでもQかよ~!ということで、ぞぞーっとしたのでした。劇場でもどよめきと笑いが。わざとかな。偶然かな。わざとじゃないなら、今の時代はQなのでしょう。混沌を表すような、でも妙にクリアでシャープにも感じられるQという文字。それに象徴されるような時代。

その後 友達と合流して「それでも~」と「ハゲタカ」を鑑賞。「それでも~」はコジャレてて、話がサクサク進んで、みんないい女優さんで、見ていて爽快な作品でした。「マッチポイント」以降、スカーレット・ヨハンソンが新たなウッディ・アレンのミューズになってから、画面が瑞々しいわ~。その瑞々しさを見られるだけでももうけものです。

「ハゲタカ」は、今後もこのようにスーツ萌えができる映画がどんどん作られていくと良いなと思った次第。ジェームズ・ボンドのスーツも良いけど、やっぱり日本人のスーツの良さってあるじゃないですか。大森南朋演じる鷲津はあんまり出番がなかったけど、それでも彼がノッシノッシとスーツで風を切って歩くシーンでは、私の心の中で「鷲津!鷲津!」というコールが。 シリーズ化して欲しいなぁ。(スーツを見るためにだけでも。)

すみません、あらすじとか全く書けなかったので、知っている人だけがわかる、みたくなってしまいましたが、どれも面白かったので私の興奮からうまく拾って頂ければ幸いです・・・

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週末映画レビュー

頑張って、映画を、見ている。ちくちくと布を縫うように、見ている。

文体が少しだけ太宰風なのには、理由がある。それは、後ほど。

土曜日に見たのは、「ウルトラミラクルラブストーリー」、「スティル・アライブ」、「斜陽」。日曜日には「雨月物語」「ターミネーター4」を見た。

「ウルトラミラクルラブストーリー」は、「ジャーマン+雨」で一躍天才新人監督として有名になった横浜聡子監督作品。「ジャーマン+雨」は劇場に見にいって、そしてイマイチ乗り切れなかったのだが、松ケン+麻生久美子という好きな主演2人だっただけに今度こそリベンジのつもりで鑑賞。・・・結果。やっぱりよくわからん。麻生久美子はいつもどおりだが、松ケンは多動症を思わせる青年の役。そこからいきなり常識を外されて膝がカックン。松ケン演じる陽人は、麻生久美子演じる町子に好かれる落ち着いた青年になるために「あること」をするのだが、そのあまりな方法に第二の膝カックン。でも、次第にその世界にも慣れ(何より松ケンの演技が上手すぎる。こんな役を演じて自然、かつ深い感慨を抱かせることができる若手なんて松ケンくらいだろう)居心地が良くなってきたところで、ラストシーンで最後の膝カックン。衝撃、というかよくわからない。もちろん監督のメッセージはきちんと込められているし、だからこそ深く考えるべきなのだろうけど、それにしても。

普通の映画に慣れた常識を覆されるという意味では気持ちがいい作品だ。監督はぶっ飛んでるし、松ケンの演技は素晴らしいし。ただ、同じく松ケン主演の「人のセックスを笑うな」が、井口奈巳監督の特徴と、商業的、つまり松ケン萌えできるということが両立していたことを考えると、「ウルトラ~」はどうかなぁと思ってしまう。まぁ、アート映画なのでしょうが。

「スティル・アライブ」はユーロスペースでやっているキシェロフスキ監督特集のうち、監督について語られたドキュメンタリー。トリコロール3部作は見たものの、それ以外の作品をきちんと見ていない私にとっては、先に見るべきというより後に見るべきだった作品。通わねば。

「斜陽」は、太宰生誕100周年にあわせて制作されている4邦画作品の皮切りか。でも、おそらく一番これが制作費が少ないでしょう・・・もしかしたら2桁くらい違うのかも。主人公が惚れる小説家が温水洋一という時点で大いに驚く。(この監督の作品に多く出ているようです)更に、設定が昭和なんだか平成なんだかというところにも戸惑う。例えば、主人公の母親が病に倒れた際、医者が診断して「もうダメです。左右の肺どちらもバリバリと音がしますよ。・・・ガンです」というセリフが出てくるのだが、違うでしょー。バリバリ音がするって、ふつう結核でしょ。で、原作を読むと、やっぱり原作の方は「結核です」という締めくくり方。全体としては現代風なのでセリフもあわせたのでしょうが、だったら前半のセリフも変えればいいのになぁ。まぁでも、とにかく太宰の映画化はそれだけ難しいということなのでしょう。サトエリのかず子と、パーカーを着た弟・直治は意外に役としてあっていました。

「雨月物語」は溝口健二監督作品。池袋・新文芸座の「京マチ子のすべて」という特集で見ました。初日ということもあってかほぼ満席。それだけ人を集める京マチ子もすごいし、固定客をどんどん増やしている(と思われる)新文芸座もすごい。パリのシネマテークフランセーズを見て、日本にもこういったシネマテークがあれば・・・と強く思ったけれど、新文芸座があるだけでその思いが少しは救われる。復活して良かったなぁ。

「ターミネーター4」は、前売りチケットを持っていたので無理やり見たけど、「雨月物語」の後に見たことはさすがに後悔。っていうか国も時代も違いすぎるし、余韻というものがなくなるでしょーが、と自分にツッコミ。でも見ちゃったものはしょうがない。

それほどのターミネーターファンでもないのでイマイチ乗り切れず。仕方ないので俳優さんのことを考えながら鑑賞する。クリスチャン・ベールは何でこんなに暗い雰囲気を醸し出すんだろうとか、サム・ワーシントンって何でワーシントンと名前を伸ばすんだろうとか。一番収穫だったのは「スタートレック」でも出てきたアントン・イェルチンという俳優さんがここでも重要な役だったこと。「スタートレック」では、ひどいロシア訛りの英語を喋るチェコフという役だった。前髪がクルクルしていて、可愛らしいけどちょっと狂言回し的な役割でもある。それが「ターミネーター4」では、ジョン・コナー(クリスチャン・ベイル演じるご存知の主役)の父親の若いときの役で、ものすごく目を引きました。うーむ。旬の俳優さん、力のある若い俳優さんってすごいですね。こんな大作に2本も出て、しかもどっちも印象に残る演技・役柄であるって・・・ちょっと自分がショタコンになってしまったかもしれないと不安になりますが、これから彼のことはチェックしようと思います。

たいへん長くなりましたが、最後に反省。ちょっと、見るものがバラバラすぎる!もうちょっと腰を落ち着けてゆっくり見ようよ、と自分に言いたくなる2日間でした。

でも、今週末も見る。

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愛の流刑地・female

ふと「魔性の女」について考えていたところ、永作博美が結婚してしまった今、それは高岡早紀しかいないのではないかという考えに至りました。
映画公開のための話題づくりなのかもしれないけど、それにしても彼女が最近ウワサになっているのが堤真一、勝地涼、ヤクルトの木田って、年齢も業界もカバー力ありすぎ!
そのため勝手に6月を高岡早紀月間と称し、彼女の作品を見てみました。

見たのはドラマ「愛の流刑地」と映画の連作短編集「female」。この2本を見て思ったのは、確かに見事な脱ぎっぷりだということ。しかも、男性が見てセクシーで、女性が見ても嫌悪感を感じないという点ではかなり稀有な女優さんなのだなということ。

「愛の流刑地」では、映画とは違うベッタベタな演出を目の当たりに。(日差しがまぶしくて手を顔にかざすという仕草、初めて見た!)そして菊治(高岡早紀演じる人妻・冬香を愛するあまり、行為中に彼女を殺してしまう有名作家)のイメージが違う~!など、どちらかというとドラマの構造ばかりを気にする私。

対して「female」。女性作家の短編小説を映画化したオムニバスで、西川美和、松尾スズキ、塚本晋也らが監督をつとめてます。以前見たことはあるのですが、早紀の魅力を確認するために再見。

高岡早紀が出ている作品は、松尾スズキ監督の「夜の舌先」。

おぉ、こんなに色っぽい作品だったっけ。かなりキワドいシーンが多くてビックリ。(というかほとんど)
元々は、唯川恵の作品が原作。アジアに旅行に行った際に、ある出店で怪しげな香炉を買った冴えないOL正子は、好きな人の髪をその香炉に入れて焚くと、夢でその人と好きなことができると聞いて半信半疑で持ち帰る。特にパートナーのいない正子だったが、ふと営業課の浅山の髪の毛を見つけ、それを香炉に入れると本当に浅山が夢に出てきて・・・という話。まぁ端的に言って「淫夢」ですな。

正子は「営業課の浅山」のことは本当は大して好きじゃない。彼には社内に婚約者もいるし、「スナック菓子ばっかり食べてそうな口」だし、そもそも会えば会話をする程度。でも、その程度の距離感の男性ほど「淫夢」には適しているかもしれないという妙なリアリティ。

実際、この「浅山」を演じる近藤公園さん(大人計画)がピッタリなんですよね。はじめに見たときはさっぱり記憶していなかったのですが、最近 舞台「R2C2」を見て彼の名前をきちんと意識してから、あぁ、あの人かと。決してカッコイイとは言えないツンツンと立った髪型、清潔感はあるけどオシャレとは言いがたいスーツ、確実に2枚目とは言えない2.5枚目的な顔かたち。が、それでも浅山は若い肉体を持っているし、正子が妄想するようにその白く細い指やスナック菓子ばっかり食ってそうな口は「意外にいい仕事しそう」。

「意外にいい仕事しそう」!うーん、リアルだ。うちの会社には営業課がないので、そういう点では全くリアルではないのだが、浅山風な男子は確かに、いる。面と向かうと「浅山くん」なのに心の中では「浅山」と呼び捨てな感じも、身に覚えがないことはない。

そして、この全OLを身悶えさせるであろうリアリティと、最後のラストシーンの美しい絶望感のGAPが松尾スズキらしくて、また良い。まるで私自身が、この映画を見ることによって終わらない妄想の中に突き落とされたかのようになる。

他の作品では塚本晋也監督作品の「玉虫」が群を抜いて完成度が高いのですが、身悶える感じで好き、なのはこの「夜の舌先」かなぁ。

ま、私には、現実でも妄想の世界でも浅山がいないのが残念ですけどね・・・

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スタートレック

「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」を見てドンヨリした後に、「スタートレック」を鑑賞。
この順番、我ながらグッジョブ!「スタートレック」は、暗い気分を吹き飛ばす快作でした。

最近では「クローバーフィールド」なども話題になったJJエイブラムス監督作品。スタートレックの昔ながらのファンも、この映画が初めてなんだというファンにも、どっちも満足できる作品と噂は聞いていたのですが、本当にその通り。ハリウッド映画らしい説明の上手さで、たちどころに状況背景や登場人物の性格がわかる。

そしてあれよあれよという間に宇宙での戦いに主人公達は巻き込まれていくのですが、主人公のカーク役のクリス・パインが良かったです。こういう主人公って、いそうでいなかったのではないかしら。「ミッション・インポッシブル」のイーサン・ハントより、「ボーン」シリーズのマシュー・ボーンより、ましてやスパイダーマンやバットマンより、この新スタートレックのカークはよりやんちゃで男の子的。「親譲りの無鉄砲で・・・」」という漱石の「坊ちゃん」を思い出したくらい(笑)

負けん気が強くて、ピンチのときも考え込んだりしない。でも、彼の直観は既に、そういった冷静な判断を超えた答えを用意していて、いつでもそれに向かって突き進んでいく。

何かねぇ・・・社会情勢と絡めちゃいけないかもしれないんですが、こういう時代には、このくらい男の子男の子したヒーローって、必要かもしれない。
理論や、理屈や、冷静さやスマートさよりも、男の子が持つ野生の生命力、俺こそが一番的なノリ、仲間を助ける正義と友情。これだよねっ!と膝を打ちたくなる爽快感です。


スタートレック初心者でも楽しめると思うので、SFが好きな人、スッキリしたい人は是非!

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アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン

 結婚式の二次会、三次会に出てから「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」と「スタートレック」をオールナイトで見に六本木ヒルズへ。三次会から別れるときは「では私はこれで。フフフ」と笑いながら去り、「何だか怪しいなぁ」と見送られた私ですが、よくよく考えるとオールナイトって非モテの極みですね。私でも、好きになった人が週末オールナイトに通ってたらドン引きするかもしれない。何が「フフフ」だ、見栄張って・・・私の馬鹿!と落ち込んだけど、気を取り直して鑑賞しました。

「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」は、あるネット評を見たら、芸術家肌の犯罪者の家の美術装飾が異常でうんぬん・・・という記述があり、それで俄然見に行く気になった作品。そういうシーンがあるとなると見に行くって、たぶん少数でしょうが(笑)

確かにネット評は正しく、09年上半期デートに向かない映画ランキングがあったら、かなり上位なのではないかと思われる作品でした。他人の痛みを自分に引き受けてしまうシタオ役が木村拓哉、彼を探す元警察官役がジョシュ・ハートネット、シタオがくまうことになった女の恋人であるヤクザ役がイ・ビョンホン、となっているのですが、あまりガッツリ3人は絡まず、それぞれのストーリーが流れていく構成です。キムタクは、「2046」のときのようにあまり喋らない役で、役柄上、終始痛がっている。ネットではキムタク演技の新境地!と書いてあったけど、果たしてそうかしらん。でも、この役は設定としてはものすごい役で(ネタバレになるから書けないけど)、そこに見合うだけの存在感は確かにありました。

イ・ビョンホンはいつものあの、目に悲しみと狂気を湛えた演技。何とも評価しづらい。キムタクと、ジョシュ・ハートネットと、イ・ビョンホンの演技を目の当たりにすると、ジョシュ・ハートネットだけがやっぱりものすごくまともに適正な演技をしていて、それに対してキムタクはキムタク、イ・ビョンホンはイ・ビョンホンという形で存在してしまっているように思える。「甘い人生」や「純愛中毒」でも、この悲しみを湛えた目を使った演技というのはしていたようにも思えるんだけど、この表情が素晴らしいは素晴らしいんですよね。繊細な演技かどうかはともかく、スターとしては一つの完成形に思えるし、「JSA」から考えると、髪形も、肉体も、そういった目の演技も、よくここまでスター性を持った存在になりえたなぁと思ってしまう。なので、良いも悪いも何も言えない。それがこの映画の中でのイ・ビョンホンに対する感想。

対して、上にも書きましたが、ジョシュ・ハートネットは本当に適切というか、あるべき演技というか。やっぱりハリウッドの人って、きっちり上手いですね。ちゃんと映画の世界で勝負してきた人なんだなぁと改めて馬鹿なところに関心。そして、この3人以外にも、ショーン・ユー(インファナル・アフェア2と3でトニー・レオンの若い頃を演じていた人)が出てくるのですがこれまたカッコ良くて、3人のイイ男というより、4人のイイ男だよなぁとぼんやり思ってました。

ストーリーは上に少し書きましたが、シタオは他人の痛みを引き受けちゃう特殊体質の人間。イ・ビョンホン演じるヤクザは異常とも言えるような形で他人を制裁する。唯一マトモに見えるジョシュ・ハートネット演じる元警察官も、自称芸術家である異常犯罪者を追い詰めていった事件の後、精神を病んでしまい、それで警察を辞めて今は探偵のようなことをしている。となると、血!血!血!のオンパレードで、本当に全くもってデートに向きません。次回作「ノルウェイの森」が話題のトラン・アン・ユン監督ですが、代表作の「青いパパイヤの香り」や「夏至」のような穏やかな映画を期待していくと裏切られます。ま、そういう血のシーンとかも、残虐なだけでなく綺麗なんですけどね、究極的には。(パンフレットによると、方向転換をしたかったらしいです。あ、でも奥さんは相変わらず出てきます)

血が好きで、イイ男が好きで、そして各国の俳優の演技比べを見たいという方にはお勧めの作品です。ちなみに私は、この映画が示す示唆について、誰かとマジに相談したいです。

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サガン~悲しみよこんにちは~

「サガン~悲しみよこんにちは」をようやっと見ることができました。

友達が高校生のときに、「悲しみよこんにちは」の読書感想文を書いていたなぁとか、大学生時代、男の子から好きな本は?と言われたら、サガンの「絹の瞳です」と答えようと思っていた(実際はそんなことはついぞなかった)とか、私の気取った青臭い学生生活の一翼を担っていたサガン。それほど激しく読み込んだ訳ではないけれど、そこで使われている言葉に間違いはないような気がして、割と好きだったのですが・・・

映画館に着いてゲッと思う私。土曜日の13時の回なのに空いてるなぁ・・・知り合いの女性が、この映画を見て若い女の子に、今一度サガン風ファッション、生き方を楽しんでもらいたいと言っていたのですが、その期待の若い世代の女の子はそれほど多くない。年配の方か、それか私くらいの女性が多い。レディースデーとかだとまた混むのかしら。

映画は、晩年のサガンを映すところから始まりますが、「悲しみよこんにちは」でデビューして、あっという間に文壇の寵児、そして大金持ちになった若かりし頃とは対照的な晩年だったよう。デビュー作は世界中で大ヒットする、カジノに入れば800万フラン当たる、などものすごくツイている一方、自動車事故や愛する人の死など、ツキの悪いことも多く起こったサガンの人生。やはりこういう人は派手な星の下に生まれついているのかなぁ・・・と私のような普通の人間は素直に思うしかないところ。どちらかというと淡々とした作品でしたが、丁寧に人生を追っていて、作品は少し読んだことがあるけど、彼女の実人生を知らない・・・という人にはちょうど良い作品。

それにしても、セシル・カット"ならぬ、映画の中の"サガン・カット"、"サガン・ファッション"がとても素敵。瞳にかかるように斜めになった前髪や、てんでんばらばらな方向を向いてカールされた後髪。中性的なこざっぱりしたトップスに、サブリナパンツやエスパドリーユなど、上品な女の子風味をあわせたファッション。黒のシックなワンピースに形の良いパールのネックレス。そんな服に突然あわせる豹柄のコートなど、小柄な女性のお手本が盛り沢山。

とことん遊び、楽しみながらもセンスは忘れず、不良性と上品さが共存することを、作品の中だけでなく人生でも証明してみせたサガン。これを見た私のこれからの毎日も、確実に不良っぽく乱痴気になっていくのであろう・・・と予感する私なのでした。

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GOEMON

紀里谷和明監督の「GOEMON」を見てきました。
90年代のJPOPを養分に育った身としては、宇多田ヒカルのプロモーションビデオで見た紀里谷作品はかなり衝撃でした。前作「CASSHERN」も嫌いではない。
そういう意味では期待しながら見に行った作品。

感想としては・・・何だろう、すごく反応が難しい作品です。

GOEMONというタイトルだけに、江口洋介演じる天下の大泥棒、石川五右衛門が主人公。
彼は織田信長に仕えていて、そのときの盟友が霧隠才蔵など史実に忠実ではない、壮大な偽史の物語です。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康という3大スターに加え、才蔵、服部半蔵、猿飛佐助と忍び系も有名人のオンパレード。

そこに紀里谷チームの壮大なイメージビジュアルが加わります。
舞台は安土桃山時代なのですが、城の室内が西洋のゴシック建築だったり、城の入り口に騎馬兵士の彫像(フランスの広場とかに並べられているようなやつ)が狛犬のように並べられていたり。
全体的に暗くゴシックな雰囲気で装飾的。欧風、日本風、中世、近代、現代と国や時代が入り混じったイメージを見ていると、その発想だけにでも感動します。

そしてそして。主演の江口洋介さんが素晴らしいのです。
CGを多用しているので、グリーンシートを背景にした演技がほとんどだったとか。
でも、とてもそうは思えないくらい緊張感の高い演技でした。どのショットもめちゃくちゃカッコ良い。
主役だから良く写るように撮るといっても、全カットは難しいはず。相当に自分の見え方を研究し、体を絞り、ストイックに役を追及した結果なのではないかと思います。
紀里谷監督が意図した「動物的な匂いのする男」という基準を、本当に見事にクリアしていて感動しました。
(失礼ながら、やたらめったらと映画に出ている訳ではないのに・・・ね。)

そんなこんななのに、反応が難しいと書いたのは・・・最後の方で出てくるメッセージが私にとっては微妙だったから。
ネットでの評判も全般的にそんな感じで、ビジュアルイメージが素晴らしい、江口洋介の演技が良い、紀里谷監督率いるチームの熱意が伝わってくるなど、概ね好反応な雰囲気。ただ、ではスタンディングオベーションなのかというとそうではない。ちょっとひっかかる、と言っているのが、私も書いたような最後の方のメッセージと、一部の役者さんのことだったりします。

五右衛門は、総じて軽い、おちゃらけた雰囲気の泥棒なんだけど、どんどん重くなっていって、最後はもはや泥棒ではなく、忍び、もしくはサムライ化していくんです。
それは良いんだけど、最後の最後のメッセージが・・・
五右衛門の生い立ちや、物語の中の流れ、また、キャシャーンでも監督が発していたメッセージを考えれば、五右衛門がその方向性に動いていくのは良いとは思うんです。それが監督のメッセージなんだろうし。

ただ、GOEMONの世界は国や時代を超越した、ある意味クールな美術装飾の上に成り立っているわけだし、CGを使った戦闘シーン(映画「300」を考えてもらえるとわかりやすい)もたくさん出てくるんだけど、その2つと最後のメッセージのバランスがどうも悪いような気がしてしまうんだよなぁ。最後のメッセージがクールでなく、熱いというか・・・。加えて、キャシャーン組の役者さんが多くて、監督の顔の趣味が何となくわかってしまうところも微妙。佐田真由美が出てくると、あれ、またキャシャーン?、と思ってしまって。色がつくから同じ役者さんは使いたくないという監督さんもいればそうではない人もいる訳で、それは良いのですが、江口洋介が良かっただけに、他の人が少し微妙だったな・・・。

ということで、お勧めだかお勧めでないかよくわかりにくいとは思うのですが・・・紀里谷監督の作品は、引き続き見て行きたいとは強く思う自分なのでした。

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チョコレートファイター

「チョコレートファイター」を見てきました。

本当は前売り券を持っていた作品を見に行こうと思ったのですが、レディースデーだった・・・それならば、ということで急遽、元々見たいと思っていたこちらの作品に変更。

あまり前知識なく見てしまったのですが、あの「マッハ!」のプラッチャヤー・ピンゲーオ監督作品。
タイでカンフー・ムエタイアクションもの、と来たらその系譜かしら・・・と思っていたのですが、やはりそうだったのですね。
私が良く見ているcinemacafe.netというところで、叶井俊太郎さんと矢田部吉彦さんという方が2人もこれを見て良かったと書いてあったので、これは見に行かなきゃということで見に行ってきました。

結論としては。

見終わった後、テコンドーかムエタイを習おうと思いました!
自分の中で何かが目覚めた気が。
「イントゥ・ザ・ワイルド」を見て旅行に行ったのと近い感じがします。
男子がブルース・リーに憧れる気持ちがマジでわかりました・・・

あらすじとしては・・・タイマフィアの元愛人のジンが、日本のヤクザ、マサシ(阿部寛!)に惹かれ、結局別れてしまうところから始まります。
ジンはマサシの子供を身ごもっていて、この子が物語のヒロインであるゼン。彼女は自閉症であまり上手く喋ることはできないのですが、その代わりものすごい反射神経と、武術に関しては瞬く間に習得してしまうという能力に恵まれた持ち主。

その能力を使い、友達であるムンと、最初は観衆の前でお遊びなどをして小銭を稼いでいたのですが、そのうち最愛の母・ジンが白血病にかかってしまい、大金が必要になります。治療費が足りないため、ジンが貸したと思われるお金の帳簿を元に、借金の取り立てにゼンとムンは悪党達の元に出向いていく・・・といった話です。

重い病にかかった母親を救うため、そしてそのお金は元々母親が貸したものという正当性を元に、とても可憐で華奢に見えるゼンが、悪党達をバッタバッタとなぎ倒していくのですが、その技が尋常じゃない。

聞けば、ゼンを演じる通称ジージャーという女優さんは、14歳でテコンドーの師範となり、その後もこの作品のために何年も練習を重ねてきたのだとか。
「マッハ!」も、ワイヤーアクション・スタント・CG・カット割りなし!というのが売りでしたが、この作品もそこは同じ。でもあまりに技が華麗すぎて、やっぱりこれはCGではないか、カットをつないでいるのではないか、など何度も目を疑いました。

戦う場面が4場面くらい出てくるのですが、何かに似てると思ったら、かつてのファミコンの「イー・アル・カンフー」!どんどんレベルが上がると、シーンが変わって敵も変わる。そしてハイキックや武器の跳ね返しなど新しい技を覚えていく。ゼンの足があまりに高く上がり、あまりに動きが機敏なので、ファミコンのキャラクターを見ているようなのです。

主演のジージャーは、一見 池脇千鶴似の、本当に華奢で可憐な女の子。タイ人から見ても日本人に似ているようで、そこから日本人とのハーフであるという設定も生まれたとか。手足は長くて今風なので、ハイキックやかかと落としをしていると、とても体が大きく見えるのですが、実は身長は155cm!(ちなみに私は154cm)これを知ったとき、かつて みうらじゅんがブルース・リーの映画を見て空手を身につけようと思ったように、私の中でもテコンドー、もしくはムエタイへの憧れが芽生えました。ジージャーの身長でもこんなに大きく強く見えるって・・・何て素敵なの!

ま、タイだけにマフィアの手下がオカマばっかりだったり、肝心のマフィアのボスの風貌がうさんくさすぎたりと、突っ込みどころもたくさんあります。でも、映画が終わった後にエンドロールと共に流れる生傷シーンの数々を見ると、そんな突っ込みどころを探していた自分が少し嫌になりました。

ジージャーの目が腫れる、2階の高さから落ちたスタントマンさんが首を痛める、倉庫のシーンでロッカーのドアをぶつけられる役の人の頭が切れて血が出てくる。もう生傷・アイスノンのオンパレード。しかも、制作に2年もかかっているとか・・・可憐で優雅に見えたあの技もこの技も、何ヶ月もの練習と撮影によって完成したものなんだ・・・。アクション映画にそれだけの愛情とクリエイティヴィティを注ぎ、かつて「マッハ!」一作によって、タイ映画というものをメインストリームに押し上げた監督達の熱意が伝わってきて、何だか感動しました。更にジージャーは、映画のための武術の練習は大変だったけど、大黒柱である父親が亡くなり、自分が家計を支えなければいけなかったためその辛い練習にも耐えたとか。テコンドーをやれば簡単に足が上がるように思えるけど、その足の高さはやっぱり努力の賜物だったんだね、ジージャー・・・とウルウルとくるというものです。

私は格闘技は見るのは好きではないんですが、テコンドーとかキックボクシングとか空手とかをやりたいなぁとは常々思っていて。何だろう。誰かを打ち負かしたいのかもしれない(笑)
でもそっちに行ったらいよいよ帰ってこれなくなる気がしたんですが、これはもう行ってみようかなと。知り合いの方に気功を誘われていたにも関わらず、気功ってノロいよね・・・と腰が重かったのですが、この映画を見て自分の求めているものがわかったので、気功はやめます(笑)

何ヶ月後か、本当に私がテコンドーをやってたら誉めてください!

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天使と悪魔

日曜は、「天使と悪魔」を見てきました。

「ダ・ヴィンチ・コード」より本が面白かったし、ヴァチカンに旅行にも行って、
ベルニーニの彫刻って素敵!と思っていたので、かなり見たかった一本。
もちろんミーハーなのはわかってますが、こういう、歴史&芸術&謎解きミステリー系って、万人をひきつけますよね。

結果としては・・・まぁ面白かったです。ってあれ?
ネット上のレビューだと、10点満点中7点くらいだったので、かなり良いのかなと思っていたのに・・・
もちろんソツなく良いのですが、ラングドン教授はあんまり体はらないし、最後の方もあんまりグッとこなかったぞ?(来ても良さそうなシーンがあるのに・・・)
かなりしっかり原作を読んでいた友達は、「設定がだいぶ違う!」と怒ってました。

ま、万人が激しく血湧き肉踊るかは置いておくとして、上に書いたような歴史系謎解きミステリーが好きな人には良いのではないでしょうか。
私も、あんまり納得してないけど、やっぱりこういうジャンルは好きなので、「天使と悪魔の謎」っていうパチもんドキュメンタリーDVDを更に今日見ようと思っています(笑)

話は変わりますが、この作品を絶対に見に行こうと思った理由の一つに、ユアン・マクレガーが出ているからというのがあります。
「シャロウ・グレイブ」時代から好き。といっても、最近は脇役での出演が多いから、なかなか一番好きとも言いがたいけど。
ずっとコンスタントに良い作品に出てるし、「ユアン、その演技クサすぎ!」ってことがない。いつも絶対に満足する点以上。顔も好きー。(あんまり老けないよなぁ)
なので、いつも見に行ってしまうのです。知っている人から聞いたところによると、イギリス式の
演技へのアプローチって、ものすごく技術的らしい。テレビで例えば○○役なら、眉毛はこう動かすとか。映画用ならこう動かすとか。そういった技術的な練習をかなりするらしいです。
(それに対するのが、役になりきるアメリカ式かしら?デ・ニーロみたいな。)
ユアンはギルドホール音楽演劇学校出身とあるので、そういう勉強をしたのでは・・・と思ったりして。
(以前 「フロスト×ニクソン」でも、イギリスの俳優さんってみんな演技が上手いわ!と感動したけど、それもこういう理由なのかも)

アメリカのなりきり式の方が、成功したときは感動も大きいかもしれないけど、どこまでやってもトム・クルーズにしか見えないという演技の中、ユアンの場合、どの役をやっても、ユアンにしか見えない・・・ってことがないんだよな。顔は結構 濃いから印象的なのに、全部 その役柄そのものに見える。ステキー。「天使と悪魔」を機に、ユアンの作品で見ていないものを見ようと思ったら、ほとんど見ていた・・・
これからも追っていきますわ、ユアン。

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舞台・R2C2を見る

土曜日は宮藤官九郎作・演出のメカロックオペラと称された「R2C2」という舞台を見てきました。

CDやレコードは既に廃れてしまった近未来。
戦士の戦意を鼓舞するために作られた音楽を搭載したサイボーグ、R2C2。
そこにR2C2の製作者であるクワトロ田村、その父である元ロックスター・パルコム田村、音痴のアイドルや科学者などが入り乱れてくる話なのですが、究極のところは「バンドやろうよ」的な、「ロックってやっぱりいいよね」的な物語です。(すみません、雑で)

松田龍平が今までの役柄を思い切り裏切ってサイボーグ役。いや、もちろん主役級だけれども、
奇天烈なサイボーグの格好は最初から最後まで変わらず、話し方もサイボーグ声。
「恋の門」の門の役とか、大人計画周辺に来ると、彼はいつものような役とは違った役をすることが多いけど、それにしても、今回も離れたなぁ。一緒に見に行った友達とも、これは判定不能だ・・・と話していました。

それに対して、いつものメンバーはいつもどおり。阿部サダヲは、30年間冷凍で眠らされていた
ロックスターを堂々と主演。役の髪型がどこか清志郎を思い出させて、そんな意味では少しホロリ。
森山未來は、さすがダンスを幼少から極めているだけあって、一人だけ手や足の動きが違う。跳躍力も異常。平岩紙はいつもどおり可愛く、そしてまた上手かったです。

でも、今回 私の目がハートマークになったのは、バンドとして出てくる「パルコムズ」の楽器を持ったメンバーでした。
宮藤官九郎がギター、三宅弘城がドラム、近藤公園がベース。皆 普通に演技しているのですが、ロックオペラだけあって、お芝居の中で突如 演奏をし始める訳です。でも、その切り替えが最高にカッコイイ!
やっぱり楽器できる人っていいなぁと、宮藤官九郎のギターに終始 注目する私。龍平、未來、ごめん。
自分の中のギター属性(ギターが弾けると好感が300%くらい上がる)に気付いた夜でした。
女の子にモテたいからバンドをやるんだ、っていうのは、ある種 真実だ。

そして、やっぱりロックはカッコイイ。

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